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食材を美味しく冷凍する日立のデリシャス冷凍

2016-7-23 17:43

日立アプライアンスは7月21日、都内でフラグシップ冷蔵庫の新製品発表会を開催した。

プレミアムタイプの「XG」シリーズとラグジュアリータイプの「WX」シリーズの、2シリーズ10製品。いずれも6ドアの製品だ。

WXシリーズは、本体がフラットデザインでクリスタルドアを採用。冷凍室下段と野菜室に電動引き出し機能を備えるのがXGシリーズとの違いだ。また、最大定格内容積の735LモデルはWXシリーズのみで用意する。

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クリスタルブラウンのR-XG6700G(左)とクリスタルホワイトのR-XG6700G(右)

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WXシリーズはクリスタルドアを採用。ピカピカに磨かれていて映り込みがハンパない。まさに鏡だ

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同社予測による需要動向。消費増税の延期は大きな影響にならず、堅調に推移するとみる

食材を素早く美味しく冷凍するデリシャス冷凍

2016年モデルで注目の新機能は「デリシャス冷凍」だ。

デリシャス冷凍を開発するに当たり、同社で2015年度商品の購入者調査を行ったところ、よく冷凍保存する肉、魚、ご飯について、半分以上の人は冷凍すると味が落ちると感じていながら、急速冷凍する機能は約8割が使用していないことが分かったという。

その主な理由は、「満杯でスペースがない」「やり方が分からない」「機能自体を知らない」「電気代が掛かりそう」というもので、せっかくの機能が使われずにいる実態が浮かび上がった。

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せっかくの機能もユーザーが認知して使いこなせないと宝の持ち腐れになってしまう

食材の美味しさを損なわずに冷凍する一番のポイントは、「できるだけ早く凍らせる」こと。ところが冷凍庫で食材を重ねたりして保存すると、冷凍庫が食材の熱を奪うのに余分に時間がかかってしまう。

そこで同社が目を付けたのが、使う人が自然と食材を重ねずに入れる冷凍庫を作ってしまうこと。実際には冷凍庫の中に底の浅い平棚を設けているわけだが、そこに大型のアルミトレイを配置し、さらに食品の温度を検知して自動運転切り替えする温度センサーも設置。これにより、大変効率の良い冷凍が可能になっている。

物理的に重ねて入れられないのだから、使用者は機能を覚えるまで繰り返し取扱説明書を読んだり、あれこれ試行錯誤する必要がない。このアプローチはとても親切だ。

従来よりも素早く冷凍できるデリシャス冷凍により、お肉や野菜の旨味成分や栄養素の減少が抑制され、美味しさがますます長持ちするようになったと言う。

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大型アルミトレイで美味しさを素早く冷凍する「デリシャス冷凍」

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従来のアルミトレイ冷凍庫は面積が狭くて深いケースになっていた。デリシャス冷凍は広く浅いトレイで食材を自然に重ねなくなる

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デリシャス冷凍では入れた食品の温度を検知して、運転を自動切り替えする温度センサーを搭載。例えば温かいご飯を入れたときには冷気を自動で増やすのだ

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デリシャス冷凍のアルミトレイ。冷蔵庫の幅いっぱいで本当に広々

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デリシャス冷凍スペースに食材を並べた例。ご飯9食分、お肉4枚、葉物野菜4パックが並ぶ

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デリシャス冷凍と通常冷凍で牛肉を10日間保存した後、3時間掛けて自然解凍したサンプル。デリシャス冷凍ではドリップがほとんど出ていないのが分かる

真空チルドや新鮮スリープ野菜室も進化!

従来からある鮮度保持技術「真空チルド」も進化している。555L以上のモデルで採用する真空ポンプの吸引能力を向上したほか、ハンドルのデザインを開閉しやすいデザインに刷新。また、冷蔵している食材の酵素の働きを抑制して栄養素の減少を抑える「新プラチナ触媒」も炭酸ガスを約1.5倍に増量。分解効率をアップしている。

新プラチナ触媒は、「新鮮スリープ野菜室」にも採用されている。ここでは新たに密閉度を上げる「うるおいカバー」を採用。また、下段スペースの利便性を向上する「たて収納仕切り」を用意した。

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真空チルドの進化ポイント。ハンドルが開閉しやすくなっているのは単純に使いやすそうだ

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炭酸ガスを利用して“野菜を眠らせる”「新鮮スリープ野菜室」も刷新

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日立独自の機能の便利さ、冷凍した食材の鮮度の高さをもっと一般に周知するべく、量販店などの店頭でも実演機会を増やす計画だ

XGシリーズ

型式 定格内容積 発売日 価格(市場想定価格)
R-XG6700G 670L 8月25日 オープン(40万円前後)
R-XG6200G 615L 8月25日 オープン(37万円前後)
R-XG5600G 555L 9月1日 オープン(34万円前後)
R-XG5100G 505L 9月1日 オープン(32万円前後)
R-XG4800G 475L 9月下旬 オープン(31万円前後)
R-XG4300G 430L 9月下旬 オープン(30万円前後)

WXシリーズ

型式 定格内容積 発売日 価格(市場想定価格)
R-WX7400G 735L 10月中旬 オープン(47万円前後)
R-WX6700G 670L 10月中旬 オープン(44万円前後)
R-WX6200G 615L 9月下旬 オープン(41万円前後)
R-WX5600G 555L 9月下旬 オープン(38万円前後)

日立アプライアンス>>ニュースリリース
(編集部/諸山泰三)

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