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家庭内のネット接続を脅威から丸ごと守る「ウイルスバスター for Home Network」

2016-12-6 16:27

トレンドマイクロは12月5日、ホームネットワークを保護する「ウイルスバスター for Home Network」を発表した。

 

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ウイルスバスター for Home Network

 

ウイルスバスター for Home Networkは、同社の「ウイルスバスター クラウド」のようなアプリケーションではなく、無線LANルーターなどのLANポートに直接接続してぶら下げる、ホームゲートウェイとして機能するハードウェア製品だ。

12月7日13:00から、同社のオンラインショップでのみ販売開始する。価格は税込み19,224円。

PC初心者には見慣れないカタカナが多く感じられそうだが、本製品は初心者でもカンタンに導入でき、運用できるように配慮した内容になっている。順を追って説明していこう。

 
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発表会の壇上でウイルスバスター for Home Networkを紹介するトレンドマイクロの大三川彰彦 取締役副社長

 

現在、パソコンやスマートフォンは、セキュリティ対策ソフトの導入が安全対策の第一歩となっており、企業で使用するデバイスはもちろん、個人用途でも導入しているユーザーは多い。
しかし、昨今はプリンターやゲーム機、スマートテレビ、Webカメラ(防犯/見守りカメラ)など、ホームネットワーク(家庭内LAN)に繋がるデバイスがどんどん増えてきている。これらは既存のセキュリティ対策ソフトでは守れない。

このため、パソコンやスマートフォン以外のIoTデバイスを踏み台にして、個人情報を抜き取るマルウェアや、ユーザーのデバイスへのアクセスを強制的に制限して身代金要求するランサムウェア(Ransomware)など、悪意のあるソフトも増えており、セキュリティベンダー各社は警鐘を鳴らしている。

だが、初心者などにはこれらの話は敷居が高くて「どう注意すれば良いのか分からない」のが正直な反応だろう。

求められているのは、家庭内のIoT家電を丸ごと守れて、難しくない解決策と言える。

そこで「ウイルスバスター」シリーズで知られるトレンドマイクロから登場したのが、誰でも「カンタン」に安全が確保できる「ウイルスバスター for Home Network」という訳だ。

導入は非常にカンタンで、ルーターのLANポートにケーブルを指すだけ。アップデートは自動で行われ、ユーザーは特に留意する必要はない。管理できる端末数に上限はなく、理論上は無限に管理できるという。

 

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導入はルーターに接続するだけと極めてカンタン。管理はスマートフォンにアプリをインストールして行う
 

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ウイルスバスター for Home Networkの利用イメージ

 
冒頭で本製品をホームゲートウェイと述べたが、手っ取り早く説明すると、外部から家庭内(のLAN環境)に入って来る通信データを全部監視して、怪しいものは片端から取り締まる検問の役目を果たす。
全部と言っても、家庭内に設置されたルーターを経由するデータが対象であり、家の中でホームネットワークとは別回線(モバイルルーターやスマホのテザリングなど)を使ってインターネット接続したものは対象とはならない。

通信の監視と遮断は本体で行うが、不正アクセスなどの異常を感知した場合の報告などは、スマートフォンに別途インストールしたアプリで管理する。
アプリ上ではユーザーとデバイスの双方が登録でき、どのデバイスにどんなアクセスがあったかや、誰がどこの詐欺サイトにアクセスしそうになったのでブロックしたなどの報告が見られる。

ペアレンタルコントロールも備えており、子供のデバイスからはアダルトサイトや出会い系サイト、暴力サイトなどにアクセスできなくしたり、インターネットの利用時間を制限するといったことも可能だ。

 

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ゲーム機からアクセスしようとしたウェブサイトが安全ではない場合、写真のようにブロックしてアクセスを防ぐ

 

本製品を導入すれば、パソコンやスマートフォンに「ウイルスバスター クラウド」などのセキュリティソフトが要らなくなるのではとも感じる。だが、スマートフォンは基本的に自宅から持ち出して使用するものであり、パソコンも持ち出したり、あるいはUSBメモリーなどを介してネット以外からデータを取得するケースもある。
そう考えると、決してセキュリティソフトの代替になるものではなく、プラスアルファで運用すべきソリューションであり、セキュリティソフトは従来通り導入したほうが良いだろう。

大三川副社長によれば、今後はウイルスバスター クラウドのサポート付きパッケージ(通称、白パッケージ)とのセット提案などを、家電量販店ルートなどで行っていければと考えているとのこと。より手取り足取りのサポートまで望む層には、そちらが待ち遠しいところだ。

<<トレンドマイクロ:リリース>>

(編集部/諸山泰三)

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